“モー娘。炎上”花岡氏、ネットの匿名社会に警鐘

これにスパムメールが追随した。学生君のつくったサイトだから、スパム排除の仕掛けがなかった。時間をかけていくら削除しても追いつかない。
 そこで、サイト上で「モーニング娘。」ファンに「おわび」し、収拾をはかったのだが、寄せられたコメントは1800通に達した。
 かくて、このサイトは数万か数十万のスパムがぶら下がり、ついに業者によって閉鎖されてしまった。炎上が起きる経緯を分析して、いずれ論文の材料にでもしたいと思っており、現在、修復をめぐり学生君と業者の間で協議してもらっている。
 ネット社会は無限の可能性を秘めている。その一方で、匿名を隠れみのにした誹謗中傷がまかり通る。ひとつ間違えると、ネットは日本人の品性、国民性を変えてしまいかねないのではないかという恐れすら抱いている。

えーっとまず、分けなければいけないのは炎上とスパムは別の話って事。
スパムに関してはそれなりの対策も取れるし、取るべきだった。
サイトを持つって事はメディアを自分で持つって事だから管理も自分の責任で行なう必要があるって視点が抜けている。
この人の場合自分で管理をせずに学生に任せているって事がまず失敗の原因のひとつ。
自分で管理する能力が無いなら金を払って管理してもらうもしくは管理しやすい所に移るべきだった。

あと、インターネットというメディアを見誤っている事が大きい。
経歴を見ると新聞社などにいた方の様だが今までのメディアとインターネットの違いが解っていない。
マスコミに居れば好むと好まざるに関係なく権威をまとう事になる。
読者は黙って聞くのみである。
しかし、インターネットはフラットであり、双方向なメディアである。
大学の先生だろうとなんだろうと関係ない世界だ。
もちろん、実力と知識があれば相手を納得させる事が出来る。
毎日どこかでネット上の炎上は起こっているけど炎上を起こさない人はもっと沢山いる。
インターネットリテラシーの問題なのです。
既存のメディアと同じ対応ではネットの世界では通用しない事を知るべきだし、広めるべきだと思う。