GREE「ドリランド」でネトゲ定番のレアカード複製技が炸裂して祭が発生(やまもといちろう) - BLOGOS(ブロゴス)
もっとも、問題の核心はこの手の古典的なデュープ技が発生していた技術的な問題というより、話のいきさつで多数の相談や通報がGREEに寄せられていたようであることで、どうも一部は消費者庁も情報が上がっていたのではないかという点ですね。問題の解決のための手続きが遅れ、価値のあるデジタルカードを販売している業者が問題に気づいていながら対策を怠っていたとなると、まっとうな利用者(重課金の廃人含む)からの反発もあるでしょうし、そもそもRMT可能な仕組みはどうなのか、そこまでの高額を突っ込む射幸心を煽る仕組みは許されるのか、といった根源的な問題を指摘されてしまうと思います。 ...

いやぁ、携帯ゲームってやらないけどエライ事になっていますね。
所詮、デジタルデータに過ぎないものが10万以上で売買されるなんて正気の沙汰ではないよ。
デジタルデータなんて本気で狙われれば絶対にコピーされてしまうのは目に見えてるのに…。

超こち亀 (ジャンプコミックス)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
携帯ゲームの周辺を観てると昔、近所に現れていた「型屋」を思い出す。
果たしてこの漢字でいいのか「形屋」なのかすら判らないのですがフラリと子供たちの前に現れ、素焼きの金型みたいに彫られたカタと粘土と彩色用の粉(顔料?)を売りつけて出来た作品をおっさんが品評して点数を付け、点数によって更に大きく複雑なカタと交換するものでした。
カタが大きく、彩色も多ければ多いほど高い点数が付きます。
まあ、点数はおっさんの気分しだいで決まる訳です。

ある意味携帯ゲームと非常に似たシステムです。
ルールは主催者が決め、プレーヤーの射幸心を煽ります。
そして決定的に似てるところとして努力や積み重ねの時間をお金で買うことが出来ると言う事です。
ゲームで儲けるのではなく、努力や時間をお金に変換して売るって所です。
ある意味パチンコよりも悪質なのかも。

そして、「型屋」の商売はある日突然終わります。
その地域に二度と姿を表さなくなります。
点数が溜まってくると複雑で大きなカタを交換する必要が増えて来るからです。
破綻はある日突然訪れてきます。

携帯ゲームやオンラインゲームが突然終了する事も増えて来ています。
ほとんどの場合ポイントや高額なカードの価値は補填されません。
一瞬にして破綻するのです。

今回の場合は型屋で言えばカタが子供達によって複製されてしまった状態って事でしょう。
カタの価値は暴落するだろうし、おっさんはその地域から撤退を考えるかもしれません。
結局損をするのはおっさんが決めたルールで遊んでいた子供たちと言う事になります。

きっとおっさんは偽造されないカタを作るよりも新しいカタを作る事を選ぶでしょうね。

子供たちはなぜ型屋にだまされて作品作りを続けたのでしょうか?
そう、それは近所の子がみんなやっていたから。
そう、それはソーシャルゲームと同じ仕組みだったのですね。

付記:型屋に関しては確かこち亀で両さんが詳しく解説してる回があったので興味がある人は探してください。