芝居うまい武井咲のドラマが低視聴率なのは「謎」と女性作家 - 芸能 - ZAKZAK
そして主役の武井咲は……難しい役割を絶妙にこなしているではありませんか。役柄は田舎出の少女であり、かつ、都会のクラブのホステスで、父親を幸せにしようとする娘で、何にでも全力で立ち向かう純粋な少女。いわば万華鏡のような複数の役割を、一人で飄々と演じきっている。  そういえば、前クールの『息もできない夏』(フジ系)では戸籍が無い悲劇のヒロイン役を、こちらは実にシリアスに演じきっていました。「良家のお嬢様」から「悪女」まで演じる幅。とても18歳とは思えません。  ではいったいなぜ? そんな武井咲主演のドラマが、こうも低視聴率続きなのか?  謎です。 ...
武井咲 カレンダー 2013年あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
「東京全力少女」が秀作である事は異論はない。
武井咲もそのキャリアとかを考えると良くやってるし、魅力的な演技だとも思う。
しかし、これでは視聴率が取れないだろうとも思って観てる。

よく出来た脚本、よく出来た出演者であるけれど全くフックがない。
弁護士の父親を田舎から出てきた娘がサポートしようとする話。
視聴者からするとだから何?って感じ。

弁護士で裕福な暮らしをしてる人をサポートする話を観て視聴者は感情移入できるだろうか?
主人公の女の子は美人で行動力があって純粋、周りの仲間の信頼もあるけどこれどこに感情移入したらいいんだろう。

家政婦のミタさんは圧倒的異物感となぜそうなったかという謎があったけど、「東京全力少女」にはまったくそれがない。
ひと昔まえのドラマであればそれで良かったのかもしれないけどフックの全くないドラマが視聴率を取る事は難しい時代になったと思う。
一昔前は漠然とテレビを見ていれば良かったけど、今はテレビを観る理由がいるのです。

テレビじゃなくても携帯電話やインターネットなど他にも娯楽は沢山あるのです。
ネットの様に能動的に自分から娯楽を探す事も視聴者は苦になら無くなった。
フック(引っ掛かり)が無いものには視聴者が反応しなくなっているのですね。

逆にいうとフックが多ければ対した内容で無くても視聴率が稼げる事も。
「ドクターX」なんてその典型だと思う。
ストーリーはハッキリいって漫画レベル。
リアリティなんて全くない。
ストーリーに深みは全くないが、セリフ、ファッション、医療(テレビを観てる層には重要)などフックを全面に押し出してるので上手くいっている。

また、フックを隠して置いて途中から不意をついてフックを表して視聴者を掴む方法としては今季では「悪夢ちゃん」などが上手く言ってるのではないかと思います。
悪夢ちゃんは構成に若干、粗さがあるけれど一見ファミリー層を狙ってる様でガツンと重いセリフを出してきたりする今季一番面白いドラマだと思います。

まあ、武井咲に関しては正直ゴリ押しのイメージがついてしまったので今後何をするにしても、マイナスからのスタートになると思います。
いろいろ、大変だとは思いますが才能のある人だと思うので頑張って欲しい女優さんでもありますね。

それと最近、剛力彩芽が可愛く観えてきたのは元々可愛かったのか、マスコミに毒されてきたのか、自分でも判りません。
誰か、剛力彩芽の可愛さを解説してください。