「LOVEマシーン」時代のモー娘。を知る者と「Help me!!」、「ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない」をヒットさせた現メンバーを応援する者とでは、この日のモー娘。を見た印象がずいぶん違うようである。 前述の2作が連続でオリコン週間ランキング1位を記録した現モーニング娘。だが、なぜか音楽番組への露出が少ない。ツイッターでこれほど話題になったように、『いいとも』に短時間ながらも出演したことは大きな効果があったはずだ。 ...
昨今、音楽業界はアイドルブームだ。
とにかく、CDが売れない業界においてオリコンのランキングはアイドル達が多数ランクインしてる。
雑誌やネットのメディアはそれに呼応するように特集を組んでいる。
老舗の音楽業界雑誌でさえ表紙にももいろクローバーZを起用しCD評で10点満点を付けている。
そしてこの夏、日産スタジアムでももいろクローバーZはコンサートを行う。
正直、ももクロちゃんのファンの自分でさえ実態と人気にズレを感じています。
ぶっちゃけ日産スタジアムってアイドルがコンサートやる場所じゃないでしょ？
なぜ、こんな事となっているかっていうとはっきり言ってバブル状態にあるからです。
そう、アイドルバブルです。
大本はAKBな訳ですが火をつけたのはももクロでしょう。
AKBが芸能界ですべてをAKBで賄いたいと秋元康が発言するほどの帝国を築いた時に、一部のアイドル界隈で言われていたアイドル戦国時代というキーワードに乗ったのがももクロでした。
モノノフっていうのはこの頃のアイドル戦国時代ギミックに乗ったももクロの名残です。
何組かももクロの様にアイドル戦国時代のキーワードに呼応したアイドルはいたが結局、ももクロだけが残った。
アイドル戦国時代を未だにいう人もいるけど実際はももクロの勝ち残りでアイドル戦国時代は終わったと観るべきでしょう。
実際、ももクロをAKBと並び称すような論調も観られます。
実際にはビジネスとしてはまだまだAKBのほうが断然、大きいのですが動員という部分で帝国の一角を崩したことも事実でしょう。
ここで業界自体が諦めていたAKBの独占を崩せる事を証明することでアイドル業界、ファンが活性化して動員も増えているのが現在の状況なんだと思います。
しかし、あえて私はアイドルバブルだと思っています。
このブログでも何回かアイドルブログって言葉を出しています。
では、なぜアイドルバブルなのか？
それは、ももクロに続く第三の矢とも言うべきアイドルが残念ながら今のところ現れたと感じる事が出来ないからです。
本来であれば第三の矢としてもっとも近い位置に居るのはモーニング娘。でしょう。しかし、残念ながら彼女たちは第三の矢にはなれないでしょう。
モーニング娘。は自らバブルである事を選んだ。
バブルってなんだ？
それは実態を伴っていない幻想を事実であるように扱う事。
BiSでさえ両国国技館、東京女子流も武道館でコンサートを行ったけど実態は2階席を潰したり、ステージの位置を前に出して客席の半分程度しか使わんかった…。
色々なアイドル達がオリコンで１位を取ったがデイリーだけだったり、ウィークリーで１位を取ったりしても売上の実数を聞くと笑えなかったり、握手会や特典で複数買いを煽ったものだったり…。
いわゆるアイドルの人数は増えたがそれだけで食って行ける人数はどのくらいいるのやら…。
まあ、これがアイドルバブルの実態です。
モー娘。のオリコン一位も結局は今までの売り方から握手会をすることで達成された物であることはモーニング娘。ファンが一番判っているでしょう。
ファンは実力というけどその実態は残念ながら他のアイドル同様バブルの泡の一つに過ぎない。
実態がなければフワフワしてる泡にすぎない。
バブルが本当に怖いところはバブルの渦中にいるとももクロのような立場でもバブルに乗らざるを得ないということです。
バブルを拒否すれば相対的に下がってしまう。
ありえないけど今すぐバブルが弾けても今のももクロなら武道館ぐらいは埋められるでしょう。
でも、バブルなしで武道館を埋められるアイドルは今、どれだけいるのやら…。
引用元のツイッターで意見が２つに分かれたのはモーニング娘。がアイドルバブルの中にいる事を示したんだと思います。
オリコン１位を取っても世間に届かなければ何の意味もない。
実力をうたっても届かなければ意味がない。
本来ならバブルを離れて泥水を飲むような思いが必要だと思うのですが、事務所もファンもそのつもりは無いようです。
多分、道重さんの卒業がひとつの分かれ道になるでしょうね。
もう、時間はあまり残っていない事にファン気がついて居るのだろうか？
少なくとも実力では時間を埋められないと思うのは私だけだろうか…。
