24時間テレビが見習うべき、ももクロとPerfumeの本気(All About) - エキサイトニュース(2/2)
それは彼女たちに、恐ろしいほどの「本気」があったからだ。一目見てわかるほどの強力な熱量を身にまとっていたからこそ、尋常ではない努力を続けることができ、数えきれないほどの葛藤や障害を乗り越えることができた。そして熱量に下支えされた、必然性のあるリアルな物語は、ファンとの強固な関係を生んだ。そこにあるのは、まさに「愛」そのものである。 ...


ももクロの美学~〈わけのわからなさ〉の秘密~ (廣済堂新書)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
うーん、難しいねぇ。
本気とか熱量っていうのはよくももクロの場合、全力って言葉で表される事が多いけど、他のアイドルが全力で演ってない訳ではないしねぇ。
そうは言ってもまあ、ももクロやPerfumeを観てると他のアイドルとは違ったものを感じるのは確かだよね。
以下は両方のファンであるオッサンの妄想として聞いてください。

両者の共通点としては
大手の事務所に所属していた。
最初から事務所のバックアップは無かった。

両者とも事務所の育成枠的なところから始まってるのですね。
ドサ回り的な仕事はこなしたのですが小さい事務所にありがちな目の前の小銭稼ぎ的な仕事はしないで済んだわけなんですね。
苦労はしたものの汚い部分はあまり観ないで済んだ訳です。

この辺がファンとの良好な関係を築いている基礎になっていると思います。
ファンを金づると見るか、応援してくれる味方と見るかで、どんなに取り繕っても態度や対応には滲み出てくるモノだと思います。

あとスタッフに恵まれた事は大きいでしょうね。
PerfumeならもっさんやMikiko先生、ももクロならkwkmさんやtmmn、ゆみ先生等、本来裏方である人達の名前がアイドル本人から出て来るのはそれだけ気を許してるからでしょう。

色々なアイドル達のTwitterなんか観てると様々な理由で悩んでる娘とかも多いみたいですねぇ。
事務所が小さかったりするとダイレクトにアイドルに負担が掛かったりするみたいだし、大手でもタレントと上手くコミュニケーションが取れなくてストレスを抱えてる娘は多いみたいですね。
ももクロもデビュー後はFKDなどに圧力をかけられたりしたようですがキングレコードに移籍以降はスタッフが守ってるみたいですね。

まあ、要するに2組とも必要以上の負荷がかからなかったというのは大きい様な気がします。
そして偶然ではあると思いますが負荷に対する耐性があったのでしょうね。
まあ、真相は判りませんが、れにちゃんの激ヤセとかはこの辺が関係してるのかも。
色んな面倒な負担が少ないからこそ、その分、ファンに向き合えてるのかも知れませんね。

そうそう、もう一つ共通点があった。
あの必要以上に長いとさえ思えるお辞儀。
アレを本人たちが始めたとは思えないんで多分事務所の教育なんでしょうねぇ。

彼女達が純粋と考えるのはファンの贔屓目でしょうけど、ファンと向き合いやすい環境にあったのは事実でしょうね。
まあ、この辺は難しい限りでどんなに環境を整えてもファンと向き合えない娘はいるでしょうし、この辺は性格とか覚悟が大きいのかもしれませんね。

ももクロ例え全力でパフォーマンスをしても伝わらないと意味がない訳で、しかも近年、メディアの露出よりもライブなどの直接的な出会いが多い状況では、伝える力っていうのは意外と大きなファクターだと思われます。
アイドル自体が内向きやそもそも発信できないようでは人気を得るのは難しくなっているんでしょうね。
それを周りの大人がサポートできれば良いのですが中々難しい様ですね。

熱量は売れようと思ってるアイドルならみんな持っていると思うのだけど、ファンにその心が向いてるか、伝えるテクニックはあるのかによって熱量が無いように観られてしまうんだろうなと感じます。

まあ、この辺のファンに向かせる仕組みとして総選挙や握手会でダイレクトに交流させることでそうなる仕組みを作ったAKBは凄いなと思います。
この辺は好みなんですけど個人的にはファンの方向を向くのではなく向かされてるように私には見えるのでどうもAKBには乗り切れないんですよ。

とにかく、ファンと向き合う事が出来るのがまず最低限の売れる秘密だと思うのですがそれに気が付かない、気が付いてもどうにも出来ない事務所が多いようですね。

アイドルの物語性に付いては色々な所で言われてるけどまずはファンと向き合わないと物語は生まれない。
ファンと向かい合い、そして伝えるスキルが高い彼女達だからこそ売れるキッカケを掴めたんでしょうね。
もちろん、ある程度売れたらそれをブーストする大手事務所の力が大きいのは事実だと思いますよ。

『そして熱量に下支えされた、必然性のあるリアルな物語は、ファンとの強固な関係を生んだ。そこにあるのは、まさに「愛」そのものである。』
なんだか色々な所が痒くなるような文章ですがまあ、そういう事なんでしょうねぇ。