DREAMS COME TRUE「ATTACK25」特集 中村正人 × 百田夏菜子(ももいろクローバーZ)対談 (2/4) - 音楽ナタリー Power Push
──今のお話を聞いてて思ったんですが、もしかすると吉田美和さんと中村正人さんの関係は、百田さんと川上アキラマネージャーの関係に近いところがあるんじゃないですか? ...

ドリカムの25周年記念アルバムの記念の対談。
考えてみるとももクロとドリカムはボーカルの歌の上手さは別として(笑)共通点が多いように思います。
本来の名称のDREAMS COME TRUEやももいろクローバーZよりも、ドリカムとかももクロって言われることが多いし、何よりドリカムといえば大規模ライブのハシリで国立アーティストでもある。
ももクロにとっても色々参考になることもあるだろうから今回の対談も実現したんでしょうね。

ももクロのどこに向けてるか判らない(笑)CDのジャケットやアートワークなんかもちゃんとフックになっていることが判って良かったですね(笑)。
アイドルらしいとか、前例がないとか固定観念にとらわれる事はつまらない事だとももクロを観てると思うことが多いですね。

個人的に興味深かったのは中村さんが言った言葉。
中村 でもホントにね、性格が悪くないとこの業界やっていけないんですから。僕がダース・ベイダーだとしたら、吉田はジェダイの騎士みたいなものでね。僕はどっちかって言うと影の立場。マネジメント側の人間っていうのはダークサイドなんです。僕は吉田を見つけたときに、もう30年近く前ですけど、最初はマネージャーになろうと思ってたんですよ。
同じドリカムのメンバーでありながらマネージメント側みたいなものだと言うってことは、吉田美和に対する圧倒的信頼と彼女をコントロールしてるのは自分だという強い自負があるんでしょうね。

対談中に涙目になる夏菜子の喜怒哀楽の強さにも驚きますね。
きっと喜怒哀楽が激しい分、普通より深い人生を送ってるのかも知れませんね。
まあ、悲しい時はきっと深い悲しみに襲われるんだろうから彼女達には楽しい思いを沢山して欲しいなぁ…。
kwkmさんにはきっと愛憎が入り混じったいろいろな彼女達にしか判らない感情があるんでしょう。
中村 だからね、あなたはできる人なんだから、もっとプライドと自信を持たないと。マネージャーにもガツンと言ってやんなさい(笑)。

百田 あはは(笑)。そうですね。

中村 続けていくんだよね?

百田 はい。

中村 続けると、いいこといっぱいあるよ。

百田 本当ですか?

中村 うん、続けた人にしかわからない素晴らしいことがある。ももクロのあとに道を作っていかないと。

百田 そうですね。私たちのやってることに前例みたいなのがないし、もし例があってもそこに沿っていくのはあんまり得意じゃないので。

中村 うん(笑)。すごくいいと思いますよ。このまま続けていってください。

百田 はい、がんばります!

百田夏菜子「続けると、いいこといっぱいあるよ。」何気ない言葉ですが25年続けたドリカムのメンバーだからこそ言える重みのある言葉ですよねぇ。
誰かみたいになるのではなく、我が道を行くももクロに取っては先駆者の言葉として励みになったのでは無いでしょうか。

口の悪い人々は紅白がピークだとか、国立がピークだとかいうけど、大切なのは動員とかじゃなくて挑戦し続ける姿勢だと思う。
澱んだ水は腐って行くけど、流れる水は常に清い。
ももクロには大変かも知れないけど前例のない大海に向かって流れ続けて欲しい。
そこには見たことのない風景が見えるはず、それが中村さんの言ういいことかも知れませんね(^O^)/