ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会 〜Shining Snow Story〜 Day1/Day2 LIVE Blu-ray BOX【初回限定版】あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
いやぁ、格好良い映像に仕上がってますね。
ももクロといえばライブなんですが、その中のかなりの割合を佐々木アマの演出が支えてると言っても過言では無いでしょう。
そう考えると佐々木さんを演出に選んだkwkmさんの手腕にも感服しますね。
まあ、考えてみれば最近の肩書はプロデューサーになったそうですが、必要な人材を集めて来たって意味ではやっぱり敏腕マネージャーっていう肩書きの方がkwkmさんらしいですね。
ゆみ先生もkwkmさんが見つけて来た訳ですしね。
ある意味クリエイティブな才能が自分にないと自覚してるからこそ、外部の才能のある人ぉ集められたのかも知れませんね。
自分に少しでも才能があると思ってしまうと外部の才能を受け入れるのは難しくなるものですからね。

kwkmさんが当初、佐々木アマを演出に迎えた時にはライブ演出に関しては素人同然の佐々木アマに求めたのは単なる歌や演奏に対する演出ではなく、バラエティ豊かなショーとしてのライブを考えていたんでしょうね。
その後会場が大きくなり、予算も使えるようになり、それは国立、桃神祭である意味頂点を迎えたのかも。
もう、そこにあったのはショーと言うよりもカーニバルと言った感じでした。

さて、ももクロはこの路線を突き進むのかなと思っていたらももクリ2014では、またショーに向かって路線を引き戻してきました。
祭りの要素が強くなってきたライブにショーの要素を引き戻すために佐々木アマが選んだのはミュージカル仕立てのライブでした。
ライブにストーリーを導入する試みはももクリ2012でも行われていましたがあまり成功したとは言えませんでした。

それを今回はリベンジという形になりました。
今回のミュージカル的なモノの中心になった「一粒の笑顔で」は、はじめはCDで聴いたのですが「ああ。今回はミュージカル風なんだ」ってだけの感想しか思わなかったのですが、映像になったものを観ると、ももクロ、舞台、ダンサーが一体となったエンタテーメントをそこに観ることが出来ました。
ももクロちゃんも数々の大舞台を経験して、なおかつ夏には映画の撮影で演技力も伸ばせた。
2012年のももクリとは明らかにももクロちゃんの技量がアップしてるし、ライブのコンセプトや佐々木アマの経験値も上がったんだと思う。(舞台監督の力も大きかったと思う)

ロボット2きっと、佐々木演出ではこれからもライブに色んな要素が絡んでくるんでしょうね。
平均年齢が二十歳そこそこのグループが作り上げるレベルとしてはやっぱり群を抜いてるといってもさしつかえないでしょう。
もちろん、それは彼女たちだけの力では無いけど、彼女たちだからこそ集められた力だと言えると思います。

残念なのはこういったモノが地上波のテレビでは流れない事です。
まあ、色々な権利関係とか、芸能界のパワーバランスとか、視聴率とかあるんだろうけど良い物を放送するって発想すらない地上波はもう娯楽の中心にはいないのかもしれませんね。
CDが音楽の中心で無くなった様に、映像の中心が地上波テレビで無くなっていくのを見るのはかつてテレビっ子だった世代としては悲しい物がありますね。
あぁ、せめて深夜でもいいからキー局の地上波でこういった映像が流せる日が来ることを祈っております。
一部NHKが頑張ってるけど、最近は良い番組はBSばっかりだねぇ…。
お金を払ってる人が良い番組を見られるのは当たり前だけど、良い物を多くの人に見せるっていうのも、放送の使命だと思うんだけどねぇ…。