美しくない日本語

所信表明演説からして「イノベーション(技術革新)」「インセンティブ(動機づけ)」「IT(情報技術)インフラ(社会基盤)」などカタカナだらけだった。さらに先日、自ら本部長を務めるIT戦略本部が実現を目指す主な施設のリストを発表した。そこでも「テレワーク推進」「総合情報ポータルサイト」「レセプトの完全オンライン化」など訳の分からないカタカナが混じっていた。

 「貴様、それでも日本人か!」とは戦時中に軟弱な男を罵(ののし)る際の常套(じょうとう)文句だが、そんな時代錯誤的な台詞(せりふ)でなじってみたくなるほど演説や政府発表の文言にカタカナが多い。

安倍さんの言葉にはカタカナ語が多いって話。
まあ、最近確かに多いですよね。
でも、ある程度しょうがない様にも感じます。
ネットやら何やらで情報の早い昨今、言葉として定着する前に概念を使う羽目になる訳だから…。
ネット上だと情報の速度はもっと速くなる関係でカタカナ語どころか英語がそのまま使われていたりする。
簡単な英語ぐらい解っていて当たり前だよね的な雰囲気すら漂っている。
こちとら日本語も怪しいのに英語なんてとてもとてもって感じ。
学校でも英語が一番苦手でした(笑)。

まあ、政治家なんて人を煙に巻くのが仕事みたいな所もあるから英語を使ってわざと解りにくくしてるんでしょ。

前の総理は言葉が短くわかりやすかったよね。
だからこそ、支持率が高かったんでしょうね。

でも、あまり解りやすい総理って言うのも問題ある様な気がします。
国民のほうがバカになりそう。

多少、解りにくいぐらいが話を聞こうという気になるのでいいのかも。
問題は誰に向かって語ってるって事だと思う。