ホワイトカラー・エグゼンプション:労政審報告に盛る

労働法制の改正に関する労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の労働条件分科会は27日、最終報告をまとめた。報告には、一定の年収などを条件に労働者の労働時間規制(1日8時間など)を除外し残業代を支払わない「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」が盛り込まれたが、労働側は最後まで納得せず、同制度の導入は認めないとの意見が記された。「認めない」との強い表現が使われるのは極めて異例。報告を受け、厚労省は今後、法案要綱の作成に入り、来年の通常国会に提出を目指すが、労働側の反発を押し切る形でこのまま作業が進むのか、注目される。

なんでこんな経営側の言うとおりの物が労働政策審議会とかを通ってしまうのでしょう。
日本の会社を考えたら周りが帰っていないのに自分の裁量で変えれる訳ないじゃん。
欧米ではファーストフード店の副店長まで適用されてるらしいけど、じゃ今日は自分の仕事終わったから帰ると言えると思う?
バイト返してもお前が働けってなるに決まってるじゃん。
しかも、誰が指示する訳でもなく自分から進んでって事で…。

気になってる事としてはホワイトカラー・エグゼンプションって言うのがなんでカタカナ用語のままなんだろうって事。
普通これだけ重要な事なら日本語で伝えるよねぇ。
内容がよく解らないうちにドサクサに紛れて高齢者とかによく解らないうちに決めちゃおうって魂胆があるのではと勘ぐってしまいます。
そうだなぁ、日本語でいうならば「過労死促進法案」っていうのはどうだろう。
きっと過労死がこれから起こっても自分の裁量で起こしたのだから経営側に責任はないと言いたいんでしょうね。

派遣労働の適用範囲の拡大家の時にも働き方の自由化なんて言っていたけど結局、労働者の不安定化と低賃金化を生んだだけだったのをちゃんと思い出すべきだよ。

それにしても労働側の弱さは何なんでしょう。
まったく役にたたない。
国会に特攻かける気概ぐらい見せて欲しい!