下水油ラーメン…下層直撃、中国「食の危険」

引用:
■「下水溝油」

 5月半ば、モンゴルのウランバートルで中国製即席ラーメンを食べた学生2人が中毒死したと地元紙で報じられた。因果関係は証明されていないが、そのラーメンが、俗に「下水溝油」と呼ばれる質の悪い油で作られた可能性が指摘された。

 中国では、食品工場などの油を含んだ下水を再加工して作った「下水溝油」を利用した偽即席ラーメンが本物そっくりのパッケージで格安で市場に出回り、ときどき農村で食中毒事件が報道されてきた。今回の事件は問題が周辺途上国に飛び火する危険性を示したと受け止められている。

■「有坑乳」

 「中国では雑菌処理のために牛乳タンクに抗生物質をぶちこむケースもある」。中国で酪農指導を行う酪農家は、こう話した。

 病気治療のため抗生物質を乳牛に投与したあとに絞った牛乳には抗生物質が残留するが、そのまま売られることも日常的だという。有機農法による穀物で飼育された乳牛もいるが、こうした安全な牛乳と抗生物質が残留している「有抗乳」との値段の差は実に6〜7倍。中小の牛乳メーカーでは「有抗乳」が横行しているのが現実だ。

■「民工米」

 同じ問題はコメにもある。発がん性のあるカビがはえた古米は市場流通を禁止されているが、出稼ぎ農民(民工)向けの工場や建設現場の食堂に安く卸され、「民工米」と呼ばれている。その一方で、今年から日本産米の輸入が解禁され、富裕層をターゲットにしたコシヒカリなど超高級米が7月初めにも高級スーパーに並ぶことになる。

 最近の新華社系時事週刊誌「瞭望」の特集記事によれば、食品工場45万のうち、35万が従業員10人以下の小規模工場で、22万が食品製造に必要な衛生許可証などを備えていない零細工場という。

(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
「下水溝油」とはすごいネーミングですね。
日本でも100円ショップとかディスカウントストアあたりに紛れ込む可能性は否定できないよねぇ。
食品工場45万のうち22万が衛生許可とってないって事は事実上中国の食の衛生環境は野放しって事だよね。