日本の「富裕層」、147万人に…金融資産100万ドル超

引用:
100万ドル(約1億2300万円)以上の金融資産を持つ日本国内の「富裕層」が、昨年1年間で5・1%増加し、147万人となったことが、米証券大手のメリルリンチなどが実施した調査でわかった。

 増加率は、前年(4・7%)を上回った。富裕層は企業経営者が多いとみられ、同社は「戦後最大の景気拡大が続き、ビジネス環境が好転したことが要因ではないか」と分析している。

資本主義において富裕層が増えるって事は最下層が増えているって事と同じ意味でもある。
上が増えるって事は下から吸い上げる量が増えたって事。
まあ、当たり前の結論だけど格差社会が進んでるって事ですね。
資本主義っていうのは競争主義でもある訳だから格差社会になる事は実は悪い事ではない。
競争に勝ったものが富裕層になるからだ。

しかし、現実は競争社会なのだろうか?
確かに競争なのかも知れないけどルールが捻じ曲げられていないか?
格差社会が悪いのではなく、捻じ曲げられたルールの中で格差社会が固定化される事が問題なのである。

特に労働に関する法律の運用のデタラメさは酷すぎるのではないか?
サービス残業、派遣制度等の法律の運用は国家ぐるみで観て観ないふりをしているとしか思えない。
富の分配が資本主義のルール通りに運用されていないのだ。
早い話が貧乏人はルールに従っていてはいつまでも貧乏人だ。

ホリエモンはルールを破る事で富裕層入りしたが結局捕まってしまった。
最下層に対するルールは緩いが富裕層に這入りこもうとする人間へのルールは厳しいのである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000011-yom-bus_all