【ワタミ労災認定】元店員が語るブラックな労働環境(SPA!) - エキサイトニュース
「報道にもあったように、社員の人は月100時間超の度を越した残業や、休日に研修と称したボランティアへの参加、それらのレポート作成をやらされるのは当たり前でした。あと面倒くさかったのは、ビデオレターってのが毎月送られてくるんです。社長の“ありがたいお言葉”をまとめたものなんですが、これにも毎回毎回感想を書かなくちゃいけないんですよ。最近では、人生訓みたいなものというよりも、社長がいま取り組んでるバングラデシュの話ばかりで……」(和民元アルバイト) ...

きみはなぜ働くか。(日経ビジネス人文庫)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
渡邉美樹社長は本当に自分は悪くないと思ってるような気がします。
会社の保身とかではなく、なぜもっと頑張らないんだろうぐらい思ってるんだと思います。

会社の社長の「成功体験」に基づく経営ってもの程、厄介な物はありません。
ワタミの社長は若い頃は佐川急便で働いていたと聞いたことがあります。
最近はよく知らないのですが一昔前までは厳しい仕事の代名詞として佐川急便のドライバーの仕事が上げられるほどのでした。
きっと、渡邉社長も苦労をしたのでしょう。
その結果今の自分があり、若者よ、苦労して自分の様になれって言ってる渡邉社長は想像できます。
まあ、本人は気持ちいいでしょうね、自分を上に置いて若者を導く、ある意味お金以上に快感を得られるんじゃないでしょうか?

でも、この成功体験って奴が本当に他人に出来るかは怪しい事が多いです。
例えばワタミで長時間労働しても一時期の佐川急便の様な高給が取れるかは怪しい物です。
佐川急便はキツイけれど高給を取れる仕事としても有名でしたからね。
渡邉社長と環境や時代が違う訳ですから同じ事をしても同じ様になれるとは限らないっていうか、なれないでしょう。
この成功体験をしてしまうと人はその成功体験にこだわってしまいます。
ワタミに限らず、未だにモノづくりとかいってる一流企業の社長は多いけどほとんどが経営的に行き詰っています。
モノづくりもハードを作る事からソフト的なモノを作ることに変わっている事に気がついていない訳です。
自分はハードを作って成功したのだからこれからもハードを作っていけば会社が成長するはずだなんて事に拘ってしまっている。

いくらワタミがブラックだと言っても社長には近頃の若者は理屈ばかりで働かないとしか写らないのでしょう。
ワタミが正しいというならば最低でも今の賃金の2倍ぐらい払ってください。
仕事だけ厳しくて給料安いのでは成功体験の都合のいい部分だけを行うのは自分にも嘘をついてるって事になると思いませんか?