なぜ少女たちはアイドルを目指すのか?:夕刊ガジェット通信
若い女性をアイドルへの道に誘うのは、彼女らの向上心なのか、虚栄心なのか。功名心なのか、野望なのか。親が全面的にバックアップしている場合は、親の思いがそのまま子どもの活動に結びついていると考えられる。だが、自らアイドルを目指し、その道を歩み出そうとする女性の気持ちが、よく分からない。 アイドルへの道を否定するわけではないが、売れなければ悲惨だし、売れたらプライベートがなくなる。そのことを、彼女たちは事前に、どこまで理解しているのだろうか。もし、それを理解した上でアイドルへの道を歩むのだとすれば、ぜひとも彼女たちにはその理由を聞いてみたい。なぜ君はアイドルを目指すのか、と。 ...

2012年5月20日の「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)「アイドルの家〜涙の数だけ抱きしめて」はレコーダーに予約していたのですが残念ながら予約に失敗していたようです、トホホ…。
まあ、ネット等の評判を観たところ予想通りって感じでしょうか…。

なぜ少女たちはアイドルを目指すのか?
それはそこに夢があるからでしょう。
いや、この問は正確にはなぜ少女たちはアイドルを続けるのだろうか?が正しいのかも。

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実は今、アイドルになるのはメチャメチャ敷居が低い。
必要なのは女性であること、10代から20代で在ることぐらい。(男のアイドルが今回は論じない)
可愛いに越したことはないがそうでなくても何とかはなる。
大体、今時は事務所に所属していなくてもフリーでアイドルを名乗れる。
事実上アイドルと名乗ってしまえばアイドルになることが出来る訳です。

しかし、当たり前だけど仕事があるかどうかは別の話だし収入があるとは限らない。
多分、アイドルと名乗っている人の95%ぐらいが月収5万以下だし、持ち出し(レッスン代とか衣装代とか)になってる人は5割を超えるのではないかと想像されます。
多分、今度開催されるTIFとかに出てるアイドルたちでも上記の様な状態は5割を超えるのではないかと想像します。
実際、今回のザ・ノンフィクションに出ていた娘が所属するアイドルグループTokyo Cheer 2 PartyもTIFに参加する。

収入が低い割には最近はダンスができないとステージに上がることは難しいので厳しいレッスンもある。
水着やそれ以上の露出も求められる。

アイドルを1年もやれば大体、業界の仕組みや自分の立場が判ってくる。
多くの人はここで辞めるのですが、辞めない娘達も多い。

それはきっと認める事が出来ないのでしょう。
夢を諦めること、自分が売れないという現実、先が見えない(見えすぎる?)事。
夢を諦めたという自分。
少数でもファンが居ることで自分を必要としてくれてる人がいるんだと思いたい。
このままでいいのだろうかと悩む自分、ジリ貧だと認める事が出来ない自分。
辞めればそれを認めなくてはならない、辞めなければ夢に向かってる自分で居られる。
辞めなければ夢の途中に居られる訳だ。
いずれ決断する時は来るけど今は保留して置きたいのでしょう。

夢は諦めなかった人たちが掴むものだ。
しかし、諦めなかったからといって夢がつかめる保証なんてどこにもない。