取手の小中学生 心電図異常増加 茨城 - MSN産経ニュース
東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が高い「ホットスポット」となった取手市の小中学生の心電図検査で、「疾病・異常」と診断された児童、生徒が事故前より倍以上に増加していることが、市民団体の調査でわかった。 ...
「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
こういうのっていつも思うんだけれど報道として分母の数を載せないと意味がないんだよねぇ。
返って裏読みして分母が載せられないのかなぁなんて思ったりしてしまう。

子供の健康調査は原発事故以降、重要な報道だと思うんだけれどそこに報道する方の意図や市民団体の主張の誘導が観られると鵜呑みに出来ない。
ひょっとしたら重要なニュースなのかもしれないのに余計なフィルターで正しい意図が伝わらない様になりかねない。
「疾病・異常」と診断された小中学生は22年度は9人だったが、事故後の23年度は21人、24年度は24人に急増した。

22年度は9人だったのが24年度は24人になって急増って言うけど分母が解らないとニュースの評価が出来ない。
小学生1年生と中学一年生の合計の分母が100人だった場合と分母が10万人だった場合ではまったくニュースの意味が異なってくる。

こうした分母を無視した記事では読み手の勝手な解釈でニュースの意味が変わってしまう。
原発反対派や放射能に不安を持つ人にとっては2.7倍も疾病・異常が増えてると不安を必要異常に煽る記事になってしまう。

原発推進派や放射能に対する反応が過剰だと思う人にとってはあれだけ騒いで15人しか増えていないと取られてしまうし、そもそも心電図の結果に出るって事は心臓に問題があるって事なのに放射能って関係あるの?心臓に影響が出るってよほどに事なのにいきなり心電図に放射能に影響が出るって変じゃないって話になってしまう。
結局、事実がボケてしまう。

ちゃんと分母の数字と放射能と心電図の因果関係が考えられるか医療関係者にコメントを求めた記事をかかないと意味が無いんじゃないかと素人でも判るような記事なんですけどねぇ。

まあ、私なんかひねくれた人間なんで新聞社がワザと不安を煽ってる記事にしか観えないんですけどねぇ。