全柔連 園田監督を戒告処分 暴力、パワハラ問題「ほぼ事実」 ― スポニチ Sponichi Annex 柔道
園田監督については、昨夏のロンドン五輪代表を含む国内女子柔道のトップ選手15人が、同監督やコーチによる暴力などがあったとして、連名で告発する文書を昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが29日に判明。関係者によると選手たちは、五輪へ向けた強化合宿中の練習などで平手や竹刀での殴打や暴言、ケガをしている選手への試合出場の強要などがあったと訴えていた。 ...
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体罰問題の難しい所は特に運動部などの場合、体罰が有効に働く事があるからだ。
体罰については体罰を受ける側とする側で意思の疎通が出来てる場合は有効に働く。
しかし、意思の疎通が出来ていない場合は単なる暴力になる。

そして、体罰はほとんどの場合、指導者の一方的な思い込みや、感情のコントロールを失った指導者が行う。
つまり、ほとんどの場合、単なる暴力として受け止められる。

しばらくたって痛みを忘れた頃に美談となる場合があるが、それは単なるノスタルジーなんですよ。
殴られた自分を正当化しようと自分の記憶を改変してしまう。
人間は辛い記憶を時間と共に忘れるか、いい思い出に変換してしてしまう。
そうじゃないと過去の記憶がストレスになってしまう。
思い出は常に美しく改変されてしまう。
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とはいえ、有効な体罰があり恐怖や暴力でで成績が伸びる事があるのも事実。
結果を過剰に求められる現場では体罰はやり方によっては有用で有効である。
現場が体罰を欲してしまう事が100%悪いとは言えない。

だって、結果だけは、指導者も、指導をされる者も、その周りの人も求められるから、だから、体罰は無くならないし、ある程度認める意見もある訳だ。
いくら、言っても体罰は無くならない。

ある意味、必要悪なので無くならないのは仕方がないと思うのであるのですが、教育基本法や道徳的に体罰はいけないとなってるし、実際にほとんどの場合は暴力な訳です。

ならば、例え建前であっていいからちゃんと建前として扱って欲しいと思う。
体罰は行われるかもしれないけれど、ちゃんと公式的には体罰は100%良くないし、禁止であると建前を通すべきだ。

今回の様に連名で告発文が出され、体罰自体も他の指導者や関係者の前で行われていたと明らかな場合はちゃんと処分を行うべきだと思う。
建前は建前でちゃんと通さないと体罰を行なっても良いと勘違いする指導者や関係者をさらに生んでしまうのです。
戒告程度の事実上お咎め無しの対応では間違ったメッセージを教育現場に送ってしまうと思う。
体罰は100%ダメだと言うつもりはないがちゃんと建前は守って欲しい。

※なお、今回のニュースと篠原元監督とは関係はありません(笑)。