秋元康氏、AKB運営の苦悩告白「万策尽き果てた」 ニュース-ORICON STYLE-
さらに、さまざまな出来事があり「もう万策尽き果てた」と吐露し「何をやっても狙っているように思われる。(恋愛も)自己責任で好きなようにして、彼氏がいることにファンのみなさんが悔しいと思いながらも選ぶことになるかもしれない」と明かしていた。 ...
AKB48の戦略! 秋元康の仕事術 (田原総一朗責任編集)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
Youtubeに転がっていたウィークエンドシャッフルの放送聞きました。
なかなか面白かったですね。
宇多丸さんも頑張って聞き出そうとしていましたね。

まあ、秋元康的には俺も色々やってるんだよ、AKBは可視化する事で面白くなった、これからも可視化は続けて行くし、それがAKBの面白いところだと言いたかったって感じかな?
秋元康に「万策尽き果てた」と言わせた所は、宇多丸さん的にはニンマリって感じ何でしょうか。

基本的に秋元康さんの肩書きは現在、作詞家って事になってるらしい、プロデューサーじゃないそうです。
でも、秋元康の本質はやっぱり放送作家なんだと思います。
テレビってモノを判ってるし、超人的な作詞の量やアイディアの数はやっぱり放送作家だと思います。
ただ、放送作家ってアイディアの数の勝負であって質の常に高いとは限らないと思うのですよね。
たまに演出的な事に口を出してる秋元康の映像を見るけど、その場の思いつきだけであまり、全体を観れて居ないように感じます、演出自体は向いていないと思うんですよ。

このブログのAKB48カテゴリを読んでくれてる人は判ってくれると思うのですがAKBのシステムが少女達を不幸にするシステムだと毎度、批判をしてるのですがAKBが嫌いという訳ではないんです。
AKBのメンバーに関してはあまり関心がないというのが本当の所。

あまり、個人に関しては批判してる記事は少ないと思っています(まあ、AKBファンはそう思わないかも)。
一番、関心のあるのはむしろ秋元康であり、AKBというシステムです。
秋元康も、もうかなり儲けただろうから秋元康自体はAKBに過剰に金儲けさせようとは実は思っていないと思ってるし、今回の対談でも黒幕じゃないと本人も言っています。

では、AKBの少女達が不幸になってる現況は何故なんでしょう。
それはAKBの周りの大人を含め、拡大して行かなければ崩壊してしまうシステムあると思います。

AKBグループで成功できる人数はいくら人数が増えても実は大体10人程度なんですね。
AKBグループの人数が10倍になっても成功する人数が10倍にはならない。
まあ、アイドルや女優で成功してるって言える人数はせいぜい日本の芸能界の場合、50人を切るぐらいでしょう。
その中で2割(2割も!)を占めるのが限界でしょうね。
それ以上を望んでも芸能界から潰されてしまうでしょう。

うたまる成功する人数が決まってるのに拡大し続けなければいけない所に、人数が増えれば増えるほど夢破れていく少女達が増えてく構造になっているのです。
対談の中で秋元康は、今が異常でいずれ劇場に戻っていってまた、頑張ればいい的な事をいっていましたがそんな事は肥大したシステムと周りの大人達が崩壊してAKB自体も崩壊してしまうでしょう。
モーニング娘。は定期的に卒業をする前提で崩壊を回避していますが結果的に縮小して再浮上が出来ない現状に陥っています、このままではジリ貧になるのは目に見えています。

AKBは拡大していくか、崩壊するかの2択しかなく、現状維持や縮小といった選択肢はないのです。
対談の中で秋元康は永久機関的にAKBのシステムを回したいといっていますがそれと同時に、任せられる体制になったら他人に任せたいとも言っています。
秋元康ぐらいの頭のいい人ならばこの仕組がいつまでも続く訳が無い事は判っているし、周りも気がついている。
だから秋元康は逃げ時を考えているし、周りは逃げるだろうと予想している。
その中でいかに綺麗に逃げるかが今後の秋元康の課題なんでしょうね。

秋元康の戦略の凄い所は相手を飲み込んで行くところだ。
今回の対談でもそうだと思うのですが、宇多丸さん批判的でありながらも秋元康のこと、ちょっと好きになってしまってるよね。
これって秋元康の得意技で対立する所に行ってそうですよねと同意した後、一緒にやりましょうっていういつもの手口です。
言われた方は取り込まれたとも思っていないし、俺が人肌脱ぐか的な感情にもなります。
こうやって拡大していくんですね。
その証拠に対談中でブブカ的(側)なって言葉を使ってるけど、今のブブカを見れはAKBの御用雑誌になりさがってるじゃない(SKEの御用雑誌?)。

ある意味、AKBを卒業して本当の意味で一本立ち出来たアイドルや女優はいない。
芹那や大島麻衣は単なるタレントだし、前田敦子も女優として代表作があるような女優では今のところない。
本当であれば、結局誰も成功していないではないかと卒業したメンバーのファンが言うはずなんだけど、実際は卒業するとそのメンバーにファンが付いて行くのではなく、別のAKBメンバーのファンになるだけなので文句は発生しないいんだよねぇ。
よく出来てると関心してしまう。

ただ、拡大し続けないと崩壊してしまうのは事実だから、相変わらず新しメンバーは募集され続け、不幸になる少女は増えて行く。
そして、それを止めることは出来ない、それが秋元康でも…。
止める事が出来ないのなら崩壊してしまったほうがこれ以上不幸な少女を量産しなくてもいいと思うんだけどねぇ。

俺ってやさしいなぁ、って言いたい所だけど本当はアイドルが面白いとか好きって言ってる時点で、この少女を不幸にするシステムの一端をになってる事に罪悪感を持ってるだけなんだよねぇ。
俺はAKBに関係ないって言いたいだけなのかも…。