嵐やAKBの歌は、なぜユニゾンばかり? ハーモニーを忘れたJ-POPに必要なモノ(2/2) - Real Sound|リアルサウンド
この状況を打破するには、ちゃんとした耳の肥えたファン(ユーザー)を今からでも育てなければいけない。例えば、小学校の音楽の授業において、声楽の先生とカラオケ店のお姉さんと、並んで歌ってもらい、プロと一般人の歌唱とのレベルの違いを耳で知る。プロの声量を機械で測り、数値で差を分からせる、というのもいい。このようにして、「腹式呼吸をマスターし、全身をアンプリファイアにして震わせて伸びやかな声を出す人がプロの歌手なのだ。そうじゃない人の歌は鼻歌にすぎない」と、きちんと教えたほうがいい。 ...

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うーん、言ってることは判るんだけど同意は出来ないなぁ。
まあ、J-POP全体に関していえば何となく判らないでもないのですが、アイドルに関しては同意出来ない。

アイドルグループに関しては確かにユニゾンは多いよね。
AKBあたりに限っていえばかなりの確率でユニゾンだよね。
まあ、ユニゾンがなぜアイドルグループに多いかと言えばはっきり言って歌の下手なメンバーを隠す為だよね。
篠田麻里子さんなんかはじゃんけん選抜で優勝してセンターを取ったにもかかわらず頑なにソロパートは歌わなかったよね。

それと、メンバーが入れ替わっても影響を最小限度に抑えられる。
AKBみたいな入れ替わりや劇場などでチーム編成がコロコロ変わるから変にソロパートを作ると後が大変だからねぇ。

逆にももクロあたりだともちろんユニゾンはあるけど歌のパート割りされた部分も多いよね。
まあ、あればメンバーチェンジはないって事を前提に作ってるんだろうねぇ。

モーニング娘は入れ替わりが激しい割にはソロパートも結構あったりするんだけれど、基本的にメンバー全員がつんく歌唱法なのである意味、個性を殺してるのでメンバーが変わっても代用できるんだよね。
まあ、この辺が最近モー娘。の一定以上人気の出ない原因だと個人的には思うけどね。

個人的な考えを言えばアイドルに関しては歌が上手いことに越したことはないけど必須事項ではないと思います。
アイドルってもっと総合的というか、多面的というべきか…。
歌はその要素の一つでしかないと思うのです。
音楽的要素もまた然り。
外見であったり、そのアイドル(グループ)が持つストーリーであったり、表現力であったり…。

百田夏菜子特に最近思うのは、伝える力だと思う。
モノノフならば気が付いてると思うのですがももいろクローバーは恋愛の歌が極端に少ない、Zが付いてからはほとんどないと言ってもいいくらい。
アイドルの場合、年頃の娘さんなんだから恋愛が主なテーマになるのは必然なんですがあえてももクロの場合は封印してる。
ある意味、制限をすることで歌詞の意味を先鋭化させてるように思えます。

AKBのヘビーローテションが心地よいメロディでフレーズでサビの部分が頭に残るのに歌の全部を歌える人が少ないのとは違い、ももクロの場合、歌詞全部が突き刺さるよな物が多いように感じます。
もちろん制限だけでなく、声質や歌ってる時の表情、ダンスなどの表現力が伝える力として大切なんですが…。

さて、最近テレビでカラオケの採点マシーンを使ってプロの歌手や歌の上手いタレントなどを使って採点する番組が流行っていますよね。
ゲームとしては面白いし、カラオケ屋さんに行けば同じ事を自分たちも出来るということで流行るのも納得できるような番組です。

ファンの方がいるのであまり大きな声では言えないのですがこの番組で連戦連勝のMay J.(メイ・ジェイ)さんの歌で感動したことはありません。
もちろん、上手いですよ、上手さに感動っていうのはあるのかも知れないのだけれど、歌詞の内容が心に染みたっていうのは個人的には無いですねぇ。
まあ、この辺は個人の好みなので普遍的な物ではないと思いますけど…。

まあ、ももクロちゃん達はプロの歌手って意味では決して歌が上手い方では無いですよね。
確か、れにちゃんだったと思うけどももクロの歌をカラオケで歌ったら65点だったと言っていました。
でも、ライブではその伝える力でモノノフを感動させられるんだよねぇ。

音楽って歌が上手い下手だけで判断できないのが面白い所だよねぇ。
良かったら歌が下手なももクロちゃん達の曲を聞いてみてください、そこには謎の感動があるかも知れませんよ。