七帝柔道記あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
水曜日に移って2度めの銀座 BODYSLAM BOYS です。
今回はももクロちゃん情報を求めて聞いていたモノノフにはハズレの回だったでしょうね。
しかし、個人的には大当たりです。
そしてkwkmさん的にも大当たりの回だったのでしょう。
ドラマの顔合わせという大切な仕事の時に仕事を放ったらかして来るぐらいkwkmさん興奮していましたね(笑)。

コメント欄でKFWさんに氣志團万博の現場に居たと自慢wをされてしまいましたが、実は今回のラジオの中で繰り返し離されてる中井祐樹VSジェラルド・ゴルドーが行われたバーリトゥードジャパンは会場で生で観ていました、確か今は無きNKホールじゃなかったかな?
自慢w(あまり羨ましくないか、トホホ…。)

確か日本でヒクソングレーシーが初めて試合をした時じゃなかったかな?
リングスの山本や、インディープロレスのシューター木村浩一郎(W★ING格闘三兄弟)などのプロレスラーを倒したヒクソン・グレーシーと決勝で戦い、これまた修斗の中井祐樹選手も敗けてヒクソンの強さというか上手さを見せつけられた大会でした。
中井祐樹VSヒクソン・グレーシーの決勝戦は完璧なボディバランスとテクニックで強さを感じさせる前に終わってしまった印象の試合でしたね。
結局、善戦したのがインディのレスラーだった木村浩一郎って所がプロレスと格闘技の相性の悪さを当時の自分は感じていました。

しかし、ヒクソンの日本登場以上に、この日のインパクトが一番大きかったのは、一回戦で行われた喧嘩屋、死神の異名を持つジェラルド・ゴルドーVS中井祐樹戦でした。
彼は第1回のアルティメット大会でもダウンした対戦相手の頭をかかとで踏みつけるという、一歩間違えたら殺しかねない攻撃を出し、格闘技関係者、ファンを恐怖に落とし入れた人物でもあります。

残念ながらYoutubeなどで試合の動画を探しのですがこの試合だけ見つかりませんでした。
ライト級で多分70キロなかったぐらいの中井選手と100キロぐらいはあったジェラルド・ゴルドー試合は空手のゴルドーの打撃を避けるため寝技に引き込んだ中井選手でしたがこれだけ体重と身長差があると引き込んでも打撃を顔面にまともに受ける展開になりみるみる腫れて行きました。
しかし、下から中井選手がコントロールするために決定打にならず、膠着状態になり、たびたび噂のあった試合中の反則のサミング(目つきと言うか眼球を擦る)を仕掛けられた。
サイドはヒールホールドで勝ったものの、その顔はお岩さんみたいになって血だらけでした。

結局、この試合で中井祐樹は右目を失明し、その後のピットマン、ヒクソン・グレーシー戦は片目しか見えない状態で戦って居たことになります。

前半で語られていた七帝柔道とは高専柔道の流れを組む物です。
ルールは基本的には普通の柔道と変わらないのですが、大きな違いは引き込みと呼ばれる自ら寝技に誘いこむことが反則にならない事です。

なので柔道といえば投げ合いなのですが、いきなり引き込みから始まってずっと寝技だけで終わる場合も多い柔道になります。
普通の柔道は投技中心(特に近代の柔道はオリンピックの影響で見た目が退屈で膠着が起こりやすい寝技はすぐに立って再会が求められる事が多い)なので力や技のタイミングなどのセンスが必要ですが、寝技の場合は練習量や将棋の様な読み合いが勝利に繋がる事が多い。

玉井詩織高専柔道と呼ばれるのは一般的に勉強ばかりしていて頭は良いが体力で劣る高専の生徒が他の高校生や大学生に勝つために投技ではなく、寝技中心で練習したため高専柔道と呼ばれたりするらしい。
まあ、柔術の流れを組んでるとも言われてますね。

中井祐樹は結局、ゴルドー戦の後は片目の失明の為、周りの勧めもあり打撃ありの総合の世界から柔術の世界に移る。(自分のジム、パライストラ東京では総合、柔術両方教えていたはず。

royce_gracie_atamaももクロちゃんの柔術着衣装ONAKAのロゴは、初めて見た時にすぐに気が付いて爆笑した覚えがあります。
画像はオリジナルのATAMAブランドのKIMONO(柔術着)を来てるホイスグレイシー。


しかし、不思議なものですよねぇ。
ももクロちゃんを追いかけていたら18年前のバーリトゥードジャパンにたどり着くとは…。
中井選手のインタビューは沢山あるけど、そのほとんどが所謂、格闘技マスコミで今回のような、プロレス者目線での話は珍しいですね。
当時は修斗を中心とする格闘技ファンとプロレスファンは仲が悪かったから、今日、中井さんプロレスが好きだったって話は、長年のモヤモヤが解けた様な気がして嬉しい放送でしたね。
ももクロちゃんを追いかけていると色々なモノに繋がって行くことが多くて楽しいですね。