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武藤彩未 「宙」
このブログで彼女を取り上げるのは何度目だろうか…。
とうとう、武藤彩未がアルバム「永遠と瞬間」でメジャーデビューをする。
シングルでのデビュー出ない所に今の音楽界を感じますね。
多分、今の彼女がシングルでデビューしても、2万か3万枚ぐらいしか売れないでしょうね。
しかし、それが武藤彩未という歌手の評価というにはあまりにもかけ離れていると思う。
事務所的にもそんな尺度で評価されることを嫌い(マーケティング的にも)アルバムデビューとなったんでしょうね。
裏を返せばアミューズという大手でもオリコンのシングルチャートの信ぴょう性を信じていないって事なんでしょう。

ここ最近の業界の常識で言えばソロでデビューする事自体がもう、負け戦確定みたいな物になっている。
握手会を開いても一人では限界があるし、ファンの好みも多様化してるから、人数を増やしてそれに対応するのが当たり前になっている。

それでもなお、彼女をソロでデビューさせるアミューズは今の業界を良しと思ってはいないのでしょうね。
AKBなどには当たり前の様にアミューズに事務所として参加の要請はあったのだろうけど断ったんでしょう。
これは良し悪しではなく音楽への考え方の違いでしょうね。

昨今、アイドル業界、ファンも含めてアイドルを語る時にアイドルの魅力や音楽を語るよりも、売り方の話ばかりが増えてるように感じます。
本来は業界的な話であるはずの事なんだけど、事実上、売り方で成功、失敗が決まってしまうのでどうしても話がそこに言ってしまう。
ここ最近の業界の常識で言えば、ソロアイドルの武藤彩未は売れないであろう。

しかし、大手のアミューズは仕掛けるのであります、武藤彩未という負け戦を…。
最大の要因はやはり彼女の才能でしょうね。
やっぱり才能があり、スターの星を持つ人間を業界人は売り出したいという衝動は押さえられないんでしょうね。
大手事務所とはいえ新人にこれだけ時間とお金を投資するのは(ゴリ押しという意味でなく)珍しいケースでしょうね。
今の業界の常識なら売り出し自体に金を掛けるべきというのが普通でしょうね。

まあ、アミューズ的には同じさくら学院出身(というか可憐ガール出身)のBABYMETALの成功に自信の裏付けがあるのかも知れませんが、BABYMETALはアイドル+ヘビメタというある意味ニッチな部分を発見したことで売れた部分が大きいけど、武藤彩未は正統派というか王道というか正面から売ろうとしている。
まあ、時代から観れば王道こそが今は奇策なのかもしれませんが…。

武藤彩未とにかく今、気になるアイドルなのです武藤彩未は…。
ある意味今年のアイドル界のトピックスの中でも大きな物になるでしょう。
失敗が予想される彼女のデビューがもし成功すればグループアイドル全盛のアイドル界が変わるキッカケになるかもしれません。

個人的には今回の曲がプロモーション用の代表曲ならばもう少しキャッチーなフレーズが欲しかったように思います。
曲はそこそこ良い感じだけど、耳に残らないかな。
ただ、PVからはただならぬ才能を感じるのは私だけかな?
透明感が半端ないですね。
ただ、アミューズは大手だけど、Buzyを売れなかった事務所でもあるからねぇ…。
まあ、成功、失敗どちらでもアイドル界注目の新人である事は間違いないと思います。
一度、アイドルファンなら観ておく必要はあるかも。