永遠と瞬間 【セブンティーン盤】(2CD+DVD)※初回限定盤あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
えー、我が軍ことももいろクローバーZは仕込みの時期とのことで動きが漏れてきませんねぇ。
日産のVTRか7月に発売と噂のCDのMVでも取ってるのかな?
あーりんの舞台あいさつとか、セーラームンのDVDとか情報は出てる様ですが、このブログは申し訳ないけど情報は遅いですし、管理人の琴線に引っかからないとスルーなので情報をお探しの方はももクロ侍でも観てください。

どうしようかなぁ、AKBの握手会に関してはコメントが沢山来たので良かったのですが、個人的に今の時期に握手会の是非について語るのは憂鬱になりそうなので辞めときます。

という訳で今一度、武藤彩未について。
最初に発表された「宙」はMVは良かったんですが曲が今ひとつインパクトが足りなかった様に感じましたが今回のOfficial Lyric Videoの「永遠と瞬間」はなかなか良い感じですね。
なんとなくMV自体は一時期流行ったフラッシュ動画みたいですね(笑)。
まあ、シルエットだけなんで本当に売る気あんのかって意見もあるとは思いますが、個人的にはタイポグラフィ的な表現が好きなので問題無いです。
まあ、本人が出てこない分、歌がピックアップされるって事を狙ってるんでしょうね。

彼女は歌も上手いし、見た目も可愛いし、小柄である事もアイドル的には不利には働かないでしょうし、作家陣や事務所もしっかりとしてる。
まあ、不安要素があるとすれば完成され過ぎの様にも感じるところでしょうか…。
アイドルっていうのはどちらかというと完成に向かっての過程を楽しむ様な所があるからいきなり完成品を観せられると応援しにくいって感じがあるかもね。

個人的な感想を言えば彼女の一番、弱点になりそうな部分はその話し方だと思います。
歌の時は気にならないのですが、彼女の地声と言うか話す時はもっと声が低いです。
可憐ガール時代のインタビューなどを観てると今より話し声は低いくらい。
しかも、新人とはいえ、ジュニアモデル、可憐ガール、さくら学院と、芸歴が実は長かったりするので妙に落ち着いている話し方をするんですね。
なんというか、極端な事をいえばベテラン演歌歌手のMCみたいなしゃべリ。
きっと場数も踏んでいる事と元々頭が良くて物事を俯瞰から観られるからなんだと思うのですが…。
ジェンダー的な方面からは怒られてしまいそうですが、男ってアイドルとかにはあまり頭の良さとか求めませんよねぇ、歌がある意味松田聖子的なブリッコ路線なのに喋った途端に冷めてしまうような気もします。
まあ、個人的な意見ですけどね。

本人も才能があり、周りもキチンとした体制があり、一昔前の芸能界なら間違いなく売れたでしょうね。
なんだか今のアイドル界の主流はアイドルの「才能」ではなく、「システムや仕掛け」のような気がするんですよね。
アイドル本人の才能って少し軽んじられてるような気がするんですよね。
まあ、良く言えば「才能」が無くても「システムや仕掛け」があれば売れる仕組みが確立されてるような気がするのです。

武藤彩未まあ、ここまで書くと気がついてると思いますが「システムや仕掛け」はいわゆる秋元康とかつんく♂的な物ですね。
ただ、「システムや仕掛け」にアイドル界が振り切ってしまっているので武藤彩未に新鮮味を感じるのかも。
「才能」に賭けるビジネスというのは非常にリスクが高い。
世の中に受け入れられるとも限らないし、その「才能」が本物なのかを判定するには時間もかかる。
ならば、リスクの低い「システムや仕掛け」に走ってしまったのが今のアイドル界なのかも知れません。
しかも、今のビジネスモデル的にはソロアイドルっていうのは圧倒的に不利というか、完全に負け戦と言っても良いくらいですね。

でも、芸能界の人達って基本的にはギャンブルを好む傾向にあるんですね。
今、事実上ソロアイドルで成功してる人って皆無に近いわけだから、一攫千金的というか、一人勝ちが出来るチャンスでもある訳です。
そこでアミューズが大穴を狙って完璧な血統で臨んだ競馬的なものが武藤彩未だと思うのです(そういえばお父さん競馬の調教師だっけ)。

多分、売れないんだろうなぁとアイドル界にどっぷりハマっていればいるほど思うわけですが、彼女の「才能」にはどうしても目を瞑れないんだよねぇ。
大穴狙いと判っていても買ってみたくなる馬券なんだよねぇ。