映画「幕が上がる」オリジナル・サウンドトラックあまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
いやぁ、とうとう完成試写会にまでこぎ着けたようですね。
本広監督は盛んに「幕が上がる」アイドル映画と連呼していましたが、映画会社や一般のマスコミ等の評価は青春映画って事のようですね。
まあ、相変わらずももクロの場合、恋愛の要素が取り除かれてる訳でキスシーンどころか付き合ってるとか、部活自体に男性がいない(女子校じゃないよね?)設定はある意味、ももクロの世界観だよね。
ある意味、アイドル映画を名乗るのなら恋愛や性については避けられないだろうからね。
ウォーターボーイズやスウィングガールズをアイドル映画と言わない様に「幕が上がる」もアイドル映画ではなく、青春映画に分類されるのでしょう。
まあ、恋愛要素が無いことを、欠けてるとみるか、恋愛要素が無いことで純化してると取るかは観る人によって評価は変わるかも。

さて、前回の劇中劇の銀河鉄道の夜のエントリーで言ったのだけど、演技が自分以外の何者かになる事を演じるというのであれば、夏菜子の演技は決して上手くないと思います。
ももドラの時に比べれば成長が観られるけど、そこに居るのは高橋さおり(役名)ではなく、やっぱり百田夏菜子でした。
でも、思うのです、もし演技が自分でないものを演じることだけであれば、果たして高倉健は本当に役者として優れていたんだろうか…。
高倉健が誰かを演じているのではなく、高倉健が演じてる役が高倉健になってくように私には映画を観て感じます。
もちろん、高倉健と百田夏菜子を同列に論じるには無理があり過ぎるし、テクニカル的には全く話にならないことも解っています。

でも、思うのです、役者さんの中には役を超えて輝きを放つ人も居るのは事実だと思います。
夏菜子は役者としては単なる新人に過ぎないのですが、今のアイドル界に置いては間違いなくど真ん中にいる中心人物です。
彼女が誰かを演じてもそのカリスマ性が溢れて来てるように感じます。
まだ、それを言い切るには不確定な要素もあるし、モノノフの欲目もあるのでしょうが上手い役者ではなく、スターの資質を感じます。
沢山の人が居てもどうしてもその人の一挙一投足を注目してしまう様な…。

上手い下手で言えばれにちゃんの演技も結構ヤバイと思うのですが、今回に限っては役とれにちゃんがすごくシンクロしてるので今回は心配していません。

残念ながら舞台パートではしおりんに食われた感のある、杏果も映画の繊細な演技では違った面を見せてくれそうですね。

有安杏果たしかTHE Qだっと思うのですがインタビューであーりんが答えてた言葉。
「一生懸命やるのってカッコイイよね
学校とかで「ダリィ」とか言う人いるじゃないですか
絶対一生懸命やってると楽しいのにって
ももクロやってるとすごく思う」

まさに上記を体現した様な映画が「幕が上がる」だと思うんですね。
彼女にとっても学生生活最後の学校をテーマにした映画ってことで思う所があるだろうし、他の4人と違って下級生という要素もあるのでますます期待が高まりますね。

今、学生をやってる人にも、かつて学生だった人たちにもぜひ観て欲しいですね。
「青春」というある意味手垢が付きまくった言葉をこの時代に純粋に表せる映画になる事を期待しています。
映画を見終わったあとにあーりんの言葉を思い出すともう一度泣けるかも知れませんね(^^ゞ