映画「幕が上がる」オリジナル・サウンドトラックあまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
さてさて、昨日のフォーク村からモノノフ界隈はザワザワしてますね。
それだけ昨日のフォーク村が印象に残ったって事なんでしょうね。
結論から言ってしまえば昨日のフォーク村は開始以来、1,2を争うぐらい面白かったですね。

フォーク村の醍醐味は生歌、生演奏、そしてフルコーラス。
見るたびに、音楽の楽しさ、テレビの楽しさを再認識させられます。
生歌生演奏である以上、同じ演奏はなく、生放送であるがゆえに同じ放送は二度とない。(再放送あるけどね(笑))

果たして杏果に何があったのかは本人しか判らない。
体調不良かも知れないし、精神的に動揺したのか、その他の理由があったのかは判らない。
でも、彼女は結局は最低限プロとして最後まで番組を務めたのは事実。
確かにいつも笑っていられれば良いのでしょうが人間だから体調や精神的な同様等で笑っていられない時も当然あるでしょう。
それをプロだから一言で片付けるのはちょっと厳しすぎないかなぁ。
いや、プロなんだからしっかりしろとまでいうのであれば、アイドルである必要があるんだろうか?
そこまで求めるのであれば初音ミクとかアイカツとかにターゲットを変えたほうが幸せなのかも。

血の通った女の子だからこそ、色々な事があるから愛おしいんじゃないのかなぁ。
一時期言われていたAKBの残酷ショーって言い方があったけどあれと比べて観ると元々そうなると判って勝ち組と負け組に別れるような選挙ではなく、今回はアクシデント的なものだったから仕方がないと思いますよ(スケジュールが厳しすぎるって意見は当然あるだろうけど)。
なんだかんだ言ってもあの状態であのレベルを叩きだした杏果の底力は凄いと思いますよ。

そして個人的には杏果以上に驚いたのはしおりんの大号泣。
尾崎豊の卒業を歌っていたのですが途中から声が出なくなってしまい、涙。
その後も歌い続けるが思った様に声が出ず、涙が止まらなくなる、しかしその時点で歌はまだ半分程度だったのでそのまま、演奏は続き、泣きながら最後まで歌い続けた。
周りでメンバーが一緒に歌ってくれていたけど、ソロ歌唱ということで基本的には誰も助ける事は出来ない。
収録なら時間を置いてもう一度って出来るけど生放送では基本的に助けられるのは自分自身だけだ。

考えてみればしおりんはキャッチフレーズが「泣き虫で甘えん坊のみんなの妹」で久しぶりに嬉し泣き以外の涙を観たような気がします。
テレビのスタジオは楽しい様に見えてやはりそこは表現者にとっては戦場であり、天国にも地獄にもなる場所だ。
そこでしおりんは泣き崩れたものの、最後まで歌いきった。
そこには「泣き虫で甘えん坊」の名残りはあったものの、「みんなの妹」ではなくプロの歌手の姿があったと思う。
先月のアナ雪のパフォーマンスが途中で中断したことが意外にも悔しかったのかも知れません。
彼女たちをこれぞプロと褒め上げる気はありませんが、彼女たちも表現者として戦っているのです。
そしてその戦ってる姿こそが表現の質を高めていくのだと思います。

玉井詩織生歌でなくても、生演奏でなくても、生放送でなくても番組を作り上げる事は可能なのです。
いや、むしろそのほうが手間が掛からず、安定した番組を届けられるのです。
地上波では歌番組を生放送でやってるのはMステぐらいかなぁ?
でも歌謡祭的なモノや紅白歌合戦は生放送なんですね。
それはやはり、生放送にしかない一発勝負的な緊張感が歌に何かのプラスアルファがあるという事なんでしょう。
しかし、最近の安定に走る通常のレギュラー枠での歌番組ではその緊張感よりも安心安定を求めてしまうんだろうねぇ。
最近の地上波の歌番組の面白くなさの原因の一端が個々にあると思われます(全部じゃないけどね)

まあ、そうは言ってもここ最近のスケジュールの過密さやフォーク村での練習のスケジュールが満足に取れてるのかとかは一考の必要はあるでしょうね。
その辺は周りのオトナは気を付けて欲しいものですね。

それにしても昨日のANNIVERSARY、ダンデライオン、失格と細かいミスは結構あったけど、気迫を感じる素晴らしい出来だったと思うのは管理人だけかなぁ。

夏菜子が必要以上にうるさかったのはむしろ彼女が人一倍気を使っていたように感じるのは私だけかな?
あーりんの卒業へのフォーカスがズレてしまった事は残念だけど、あーりんならきっと自分でその場を強引に作るぐらいのことは出来そう。
とりあえずQJに期待しましょう。