PICK UP ACTRESS 百田夏菜子 | HUSTLE PRESS OFFICIAL WEB SITE
――百田さんが演じる多田良子は“ムードメーカー的存在”の役なので、ご自身と共通する部分も多いのではないですか? 「その“ムードメーカー”の表現が難しかったんです。学校のムードメーカーではなく、『“手芸倶楽部”の中だったらちょっと明るいかな?』程度で、良子ちゃんは基本的に地味なんです。明るく振舞いすぎて『(素が)出ちゃっているよ』と指摘されたことも何度かありました(笑)」。 ...

連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
前にも書いたけど先週、今週はまだ設定を固めてる段階だと思うのです。
そして思ったのはきっと今までの朝ドラだったら主役はすみれではなく、ゆりだったでしょうね。
親のいう事を聞かず自分の気持ちを正面から話し、自分で恋愛相手を勝ち取る、まさに朝ドラヒロイン像ですよね。

それに引き換えすみれといえば、自分の思いを表現できない。
思いがあっても言葉に出来ない「なんか、なんかな」っていう子供時代セリフがそれを象徴してる。
女学校のシーンでも、お嬢様学校でありながら手芸クラブと言いながら教室の片隅の目立たないグループ。
現代で言えば教室の後ろで同人誌を回し読みしてるようなグループのスクールカーストの最下層にいる様な主人公なんですね。
それが戦争を挟んですべての基盤を無くしたところから始まる物語なんですね。
ある意味手芸オタクの話なんですね。

芳根京子そう考えると古臭い昭和のドラマが現代的なヒロインの新しい物語である事に気が付きます。
単なる上昇志向を持った主人公ではなく、自分の大切なものを大事にして自分らしく生きていく新しいタイプのヒロイン像を「べっぴんさん」は描こうとしてるのかも知れません。
でも、オタク個人がが時代や社会と向き合うにはやっぱり弱いと思ったからこそ、「べっぴんさん」は4人の女性が中心に必要だったのかも。
その一人に夏菜子が選ばれた意味は何なんでしょうね。
やはり、それは夏菜子のリーダーとしての資質じゃないかなぁ。
地味なグループの中にあってもグループを引っ張るんじゃなくまとめる力を求められてるのかも。
ガチガチのグループじゃなくてもっとフワッとしたまとまりを作る力を求められてるのかも知れませんね。

とはいえ、初のソロでの女優仕事、経験したことのない結婚、出産という役、もとろん手芸の経験はないし、本来左利きなのに右利きでの演技。
未経験の事ばかりできっと大変でしょうね。
だからこそ、ももクロと朝ドラは今は切り離してるのかも。
きっとメンバーに会えることでリフレッシュ出来てるんでしょう。
でも、夏菜子の事だから「ベっぴんさん」が終わるころにはメンバーと同じぐらい共演者とも仲良くなってるんだろうなぁ…。